社会保険労務士は、社会保険や年金、労務管理をあつかう専門家。年々、複雑化してゆく年金などの社会保障制度を、円滑に活用できるよう手助けします。経営者と労働者がよい関係を結ぶための相談にも応じます。
手続き代行業務など、独占業務があります
その資格を持つ者しかできない独占業務が、社労士にはあります。企業が行政機関に提出する特定の書類作成、手続きの代行なども独占業務。
おもに雇用保険、健康保険、厚生年金保険の書類に関わり、事務を代理します。労働者名簿、賃金台帳、就業規則などの作成も、社労士の独占業務です。
社労士でなくても作成できる人事・労務関係の書類もありますが、専門知識を持つ社労士にアウトソーシングする企業も、最近では増加傾向に。
独立・開業もOK! 企業内で活かす道も!
独立・開業するか、企業に勤務するか。社労士の働き方は大きく2つあります。開業社労士として事務所をひらき、さまざまな企業の相談を受けることも可能。勤務社労士として企業の人事や総務で活躍することも。
女性の社労士も増えています
女性からも人気がある社労士の資格。合格者の約40%が女性で、法律系の国家資格としては高い割合です。
保険料算定や書類作成など、丁寧で細かい仕事も多いため、女性ならではのきめ細やかさを活かせます。
社会保険労務士は不足中! 就職・転職にも有利!
現在、社労士は約45,139人います。企業数に対して社労士の数が不足しているのが現状。
そのため企業からの評価は高く、有資格者は就職・転職の際に有利に働きます。(厚生労働省発表 令和5年8月31日現在)